皆さんは「スリーパーダ」という山をご存知でしょうか?またの名をアダムスピークと言うそうです。
スリランカ人のメッカ的な聖なる山で、12月の満月の日から5月の満月の日くらいまでがシーズンらしいです。(この辺はテキトー)
私が行ったのは12月11日で12月の満月の二日前でした。つまりギリギリオフシーズン。日本からちょうど知り合いが来ていてその日のノリで行き先を決めてしまいました。15時頃に決めて17時には出発しちゃいましたね
ちなみにスリーパーダに登るには2つのルートがあり、一つはラトゥナプラ側からのハードコース、もう一つはナラタニヤ側のイージーコース。まあ私たちは勿論後者を選択しましたよね。
コロンボからバスでの行き方
私が住んでいるのはコロンボなので、まずコロンボのバスターミナルに来ました。バス停もセントラルバスターミナルではなく、その近くのバスティアン・マワサ・バス停の方へ行ってください。
ナラタニヤへはコロンボ(Colombo)→ハットン(Hatton)→ナラタニヤ(Nallathaniya)
ターミナル駅なんで、ものすごい数のバスが停まっていますが18番をなんとか見つけてください。
行き先はHatton(ハットン)です。
気になるお値段ですが320ルピー(240円くらい)です。
こちらのバスはなんとエアコン付きです。スリランカではエアコン付きのバスは普通のバスの相場より3倍程高いんですが、道のりが長いんで確実にこちらを選ぶことをオススメします。ちなみにエアコン付きのバスは「AC bus」って言えば通じます。ACはエアーコンディショナーの略なんでしょうね。英語の苦手な私は最初何いってんだこいつくらいに思ってましたが、西洋人もエアコンのことACって言ってたんで、むこうからしたらこのジャパニーズはアホなのかと思ってたんだと思います。正解です。
バスにはHatton A/Cって書いてあります。
乗車方法
バスってどのタイミングで支払えばいいかドキドキするのは私だけでしょうか?日本でバス素人の私は未だに日本のバスの支払いシステムを理解していません。しかしスリランカに来ちゃったら、言われるまで払わなくて良いと思います。強気にいきましょう。
さてスリランカのバスですが、取り敢えず乗ります。車内はこんな感じです。
日本の中古の中型バスですね。しかしまあ狭いです。
そしてシンハラ語の物売りが登場します。最初は水を売りに来ました。長旅なので持ってない人は必ず水は買っておきましょう。
そしてお菓子売りがやってきます。まあ長旅なんで小腹空いてたら買っておいて良いと思います。
そして玩具売りがやってきます。ん?、、玩具?、、それ必要?商売魂すげーなと感心です。子供を泣かせないための手法なのか?
そして、、、
全然出発しません。
「故障したか?」ってくらい出発しません。
というのは満席になるまで待ってんですよね。満席になったら出発なんです。
しかも満席って補助席まで使うレベルの満席です。
身動き取れない。。。
そして地味に臭い。。。臭い人いる。。
、、、まあ想定内ですよね。最近驚いた事があると心の中で「想定内、想定内」って呟いてます。いろいろ前向きに考える努力してます。
話がそれちゃいましたが、暫く走ると前の黒いおっちゃんがこれまたシンハラ語でなんか言ってます。
そうです。集金です。ここで集金です。
どうやって渡すかというと学生時代に小テストを前の席の人に渡して一番前の人に送る感じのアレです。「乗車する時に集めろよ!」とか決してイライラしないようにしてください。何か事情があるんでしょう。
小銭は常に持ってぴったり渡すように準備しとくのがグッドだと思います。お釣りなんて戻ってくるかは保証できません。
休憩所に到着
コロンボを出発してから3時間半!エコノミー症候群になりかけた頃、いつの間にかエアコンがオフになってました。
アツい!満員だから車内すごくアツい!「エアコン故障か?」と思って隣のスリランカ人に「暑くない?」って聞いたら「窓開ければ?」っていう冷静な返答。既に山の中に入っていたので、外は涼しいというか寒いくらい。
そっから30分くらい走ったらバスが停車し、みんなぞろぞろと降車。ここはハットンなのかと聞くと15分の休憩とのこと。みんなカレー食ったり、紅茶飲んだりしてました。横の席のスリランカ人と少し話すと、「今日のバスは遅すぎる!普通なら3時間半で到着するはずだ」とちょっと怒り気味。
ハットンに到着
休憩が終わりまた車内に乗り込みそこから40分くらい。合計約5時間でやっとハットンに到着!トゥクトゥクのおっちゃんがハイエナのように待ち構えてました。バス停付近には夜中12時頃にも関わらず飲食店が結構開いてました。
我らがバイブル「地球の歩き方」によるとどうやらバス停付近ではスリーパーダに向かうバスはなく鉄道駅に行かなければならないとのこと。
5分くらい歩くと鉄道駅に着いたわけですが全然人いない!周辺の人に尋ねるとバスはどうやらシーズン中でないとこの時間には出てないとのこと!!
しょうがないのでトゥクトゥクのおっちゃんと料金交渉です。まあ最初は2000ルピーってふっかけてきますんで、できるだけ値切りましょう。私たちは結局1500ルピーで諦めました。1000くらいまでいけたかもしれませんね。
ナラタニヤに到着
ナラタニヤまでの道中ですが、くねくね&ボコボコ道ですので常に気を張って乗ってなければなりません。しかも、寒い。半袖は無理です。必ず長袖を着ましょう。
1時間近く乗っていたと思います。やっとの思いで到着です。周辺にはHOTELが結構あります。人は全然いません。白人さんが少しいる程度です。
しかし、飲食店が一軒営業中だったので腹ごなしをしました。
Chese Kottuというちょっとわけのわからないものを頼んでみました。これ頼むの二回目なんですが未だに何かわからない。
見た目全然美味そうじゃないし、正直微妙でしたね。コロンボで食べた時は美味しかったんですが、ここは駄目でした。なんか冷めてるし。チーズ全然溶けない
長くなってしまったので山登り編は次回気が向いた時に書きます。
先に言っておきますが地獄でした。
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