スリーパーダに登ってみたら地獄だった件

観光

タイトルの通りなんですがとにかく地獄でした。恐るべし聖なる山スリーパーダ!

スリーパーダまでの行き方は前回の記事をお読みください。

聖地「スリーパーダ(アダムスピーク)」の行き方
皆さんは「スリーパーダ」という山をご存知でしょうか?またの名をアダムスピークと言うそうです。スリランカ人のメッカ的な聖なる山で、12月の満月の日から5月の満月の日くらいまでがシーズンらしいです。(この辺はテキトー)私が行ったのは12月1...

登山開始!

既にコロンボを出発してから6時間経過!バスの中では恐らく30分くらいは寝れたかなと思います。既に体力かなり削られている状態から登山開始です。

時間は夜中1時でしたね。

前回も書きましたがスリーパーダのシーズンは12月の満月からで、私たちはシーズンの2日前に来ちゃってます。完全にフライングです。まあ空いてて良かったかなと!

本当ならここに出店がズラ~っと開いてるんでしょうが、この日はほぼ閉まってました。

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出店ゾーンは思ったよりも長く、こんなとこまで荷物運んで店を出してるんだと感心しました。

出店ゾーンを抜けた後も街灯は続いており、結構明るい!私たちはライトを持ってきてなかったのでこれには感謝。しかし、上の方に行けば行くほど少なくなるので持っておいた方が良いでしょう。私達以外の外人さんはみんな持ってました。

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序盤は傾斜が少なくトレッキングを楽しめます。まあ真っ暗で何にも見えないんですが、それでもそこまで寒くもなく星もキレイでハイテンションで進んでいけました。気になるのがずっとついてくる犬です。

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この犬、ずっと私達と同じペースでついてきます。餌でも欲しいのだろうか?

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立派な門!

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涅槃像にガネーシャ

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なかなか神秘的です。

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橋を抜けると、二差路に分かれます。

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調べてみたら結局繋がっているようなので左のハードモードの階段を登ってみました。

なぜならこっちのルートは日本のお寺があるからです。

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日本からこんな離れた場所で日本の文字を見つけると不思議な感じがしますね。そしてなんだか嬉しい!!

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ここを抜けるとまたもや分かれ道。ここも結局上で繋がっていますが、右の階段はでっかいキレイな建物があったのでここでもハードな方を選びました。

ここまで簡単に書いてますが、既に結構汗びっしょりでアツい!半袖で充分です。

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ここで一休みです。休んだら身体が冷えたのか、やばい!うんこがしたい!!!

ここから私は便意との戦いが始まります。

今思えばここで野糞でもしておけば良かったんですが、プライドが許さなかったのかまだ我慢できると思ったのか、とりあえず、やめときました。

先程の犬ですがこの辺で猿と遭遇して吠えてました。

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そしてまたちょっとした出店ゾーン!こんなとこまであるのかよ!と驚きです。

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休憩所

スリーパーダには休憩スポットが結構あります。水や食料も充分に売っているので水が切れても焦る必要はありません。上に行けば行くほど値段は高くなりますが、そこまで高額でもありません。100ルピーとかそんなです。

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ここでは私達は休憩せず先に進みます。

階段地獄

上に光っているところがスリーパーダの山頂。ここからはもう真っ暗で、明かりがないと足元が見えません。最悪ケータイのライトで乗り切りましょう!

この辺からがとにかくもう地獄です。何が地獄って階段地獄と便意です。

この階段ですが、頂上まで永遠と続きます。

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尋常じゃないです。

階段がまた不揃いで、小さいのもあればかなり足をあげないと行けない段差もあるんで、ツライ!

登っている人はだいたい白人カップルなんですが、男性は彼女のペースでゆっくり登ってあげています。私は外国人女性より遅いペースで「ゼーハーゼーハー」って何人に笑われたか!まあそのお陰でCommunicationが生まれ「どこから来たの?」「頑張って!」なんて話しかけられましたけど!

登山者は世界各国から来ており、私が話した相手はイギリス、カザフスタン、ロシア、オーストラリア、イラク、だったかな。とにかく白人だらけ。こーゆーアクティビティ系って白人は好きですよね。

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そしてまた休憩所

ここで飲んだ紅茶は一生忘れません!人生の中で一番美味しいミルクティーでした。

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みんなそんな疲れてなさそうなんですよね。

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犬もまだついてきてます。

既に二時間。犬嫌いな私ですが、ここまでついて来られると愛着が湧きます。どこまで登ってくるつもりなんだろう。途中何回か消えたんですが、いつの間にか傍にいるんですよね。

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覚悟の時

そして忘れた頃にやってくる便意!やばいやつです。ここからの私は常に野糞するタイミングを伺っており、良さそうな葉っぱを拾ってはケツポケットに入れてました。「お!これ柔らかい!」「お!これ拭きやすそう」てな具合に野糞の準備を着々と進めていました。

そしてとうとうトイレを見つけたのです!!!中は勿論まっくら!

しゃがむと、階段地獄のせいで乳酸が足にたまりまくっており、うんこ座りの体制をキープするのがしんどい。足が震える!!

まあ結局「バコーン」と出ましたよね。

そして葉っぱを使うのは初体験。すごいひんやりします。葉っぱもこんな用途で使われるために今まで生えてたわけじゃなかろうに!ありがたや!

ティッシュを持って登ることをオススメします。ちなみに便所は思ったより清潔でした。外にドラム缶があり水が貯めてあるのできちんと流しましょう!

最後の休憩所

便意から解放された私はパワーアップするかと思いきや、パワーダウンです。うんこ座りがかなり足に来ました。限界をとっくに越えてます。

それでもなんとか最終チェックポイントの休憩所に!

ここの休憩所が今までで一番人が多くいました。

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ここから頂上までは10分程で着きます。

日の出の5時50分まで時間があったのでみなさん時間調整をしているのでしょう。

ここで長く休むのは正解だと思います。みなさん寒そうな格好してましたが、私は超暑くて半袖でした。限界点突破ですね。

友人は私から出る蒸気が紅茶くらい出てて爆笑。

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頂上へ

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ちょっと早いですが、上がどうなってるか気になったので早めに出発!

こっから頂上までは結構あっけなかったです。

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3時間半くらいで登れる山って聞いてましたが私たちは5時間くらいかかったかな。

友人は余裕そうな感じで登ってましたが私の体力は人並み以下なので、HPゼロです。

 

皆さんご来光を待ちます。

ここで待つんですが、風が強くて超寒い!!真冬です。

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犬も無事登頂成功!この登山でだいぶ犬が好きになりました。まあ汚なそうなんで絶対触りませんが、愛情はあります。

さてご来光ですが

 

曇ってて見えねー!!!!


ここまで来て見えないショック!!!

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諦めの良い私達はもう下山しようとしたところ、お寺の門が開きました。

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この階段を所狭しと並びます。何に並んでるのかわかりませんがとにかく並びます。

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靴は脱ぎます。すごい冷たいですが脱がなければならんのです。

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この金はスリーパーダに登った回数分鳴らして良いそうです。私達は寒すぎて鳴らすのを断念。

待ってられん!風が冷たすぎる〜!

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とりあえず拝んで!

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登頂記念の写真を撮り、すぐ下山!

下山は絶景だけど膝が笑う

下山直後はガスってる。

全然下が見えません。

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暫く進むと晴れてきました。

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この絶景!!!!

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階段がやはりめっちゃ急で、踏み外したら死ぬなってレベルです。

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帰りは行きよりは比較的楽なんですが、膝がブルブル震えます。これが膝が笑うってやつなんでしょう!

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夜には見えなかった景色が、朝日で彩られていきます。

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最高に疲れてましたが、やはり景色が良くて気分が良いですね。

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まあもう絶対一生登りませんがね!

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紅茶畑も広がります。

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行きに通った門も朝には違う顔!

頂上で偶然会った日本人の方と下山をともにし、最後は三人で記念撮影!おつかれさまです!

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まとめ

私も友人も富士山にも登ったことありますが、階段だけってことで登山自体は富士山の方が楽しいです。スリーパーダの方が疲れるって友人は言ってましたが、私は両方ツライ。

軽はずみな気持ちで登ってはいけませんね。この後、バスの中では見事に爆睡し、一瞬でコロンボまで帰れました。そして、待っていたのが凄まじい筋肉痛。5日間くらい続きました。登ったあとの2日目と3日目が日常生活に支障をきたす感じの筋肉痛です。普通に歩くのもツライ。アーユルベーダに行くことをオススメします。

コメント

  1. カフー より:

    スリランカから昨日帰国しました。
    次回はスリーパーダに登りたく、検索してブログにたどりつきました。
    ブログが面白過ぎて、涙を流すくらい爆笑しました!
    来年、ティッシュ持参して挑戦したいと思います。

    • KEI TAKAHASHI より:

      そう言って頂けると私もあの我慢した時間は誰かの笑いに変えられてよかったなと救われます。もう二度と登らないと思いましたが最近また間違えて登ってしまいました。そしてやっぱりティッシュも忘れました。
      時期を外すと上の方の休憩所が全く開いておりませんでした。そして山の天気は変わりやすく雨にも打たれました。防寒防雨の対策は怠らずにお気をつけて下さい。

  2. Nobuyoshi Kawahata より:

    私も1週間スリランカ旅行してきました。スリーパーダに行ってきました。
    私は、Bopath Ella の滝に行ったあと、友人の親戚のお家がこの山の近くだったため、腹ごしらえしてから、ラトゥナプラ側から登りました。夜の登山でしたが、街灯あるし、よかったですが、やはり、全階段ははんぱじゃなくきつすぎます。登山というよりは拷問ですね。最後の方は、傾斜きついし、階段というよりか、ハシゴに近いです。足痛いし心が折れそうになりました。頂上付近では防寒対策は必須ですが、替えのTシャツなど、水文補給と汗を書いたときのことも考えたほうがいいです。私は水筒に水を各所の蛇口や休憩所で補給しながら、階段でへばりつきながら休み休み登りました。かなりの運動量なりますから。個人的には、夜登って朝日を見るスタイルの登山がいいと思います。やはり景色は絶景ですねえ。

    • KEI TAKAHASHI より:

      ラトゥナプラ側からの登山ですか!あちら側からもやはり拷問感覚なんですね。私は二回も登りましたが結局朝日を見れたことはありません。ほんとついてないです。
      貴重なご意見ありがとうございました!

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